
2025年も残すところあとわずかとなり、毎年恒例の「今年の漢字」が本日、京都・清水寺で発表されます。日本漢字能力検定協会が全国から募集した投票結果をもとに、その年の世相を表す漢字一字を決定する行事は、今や年末の風物詩。テレビ・ネットニュース・SNSでも大きな話題となるイベントであり、多くの人が「日本は今年どんな年だったか」を改めて考えるきっかけにもなっています。
本記事では、2025年の社会動向を丁寧に振り返りながら、今年の漢字を3つの候補に絞って予測します。「なぜその漢字が選ばれる可能性が高いのか?」を具体的なニュース・生活の変化・経済の動きと合わせて解説し、発表前に“今年の空気”を文字で読み解きます。
目次
まず、2025年の大きなテーマを振り返ります。
AI・自動化が急速に普及し、働き方が大きく変わった年
生成AIやロボットの活用範囲が一気に拡大。事務作業・飲食・物流・製造など、幅広い業界で「自動化と共存した働き方」が進み、一般生活にもAIサービスが日常的に浸透しました。
物価変動・円相場の揺れによる生活への影響
家計の見直し、節約、固定費削減など、個人の行動が大きく変わりました。「変動」「変化」という言葉が家計にも強く響いた一年でした。
災害への意識が高まった年
地震・豪雨・台風などの自然災害が各地で発生し、日頃からの備え、防災グッズ、避難訓練など「守る行動」が社会全体で話題に。
大阪・関西は万博準備で大きく動いた年
インフラ整備、再開発、企業や観光の動きなど、地域活性に注目が集まりました。「動き出す」「変わる街」という印象が強い一年です。
国際情勢の不安定さが続き、経済・物流に広く影響
世界全体で不確実性が高まり、日本国内でもさまざまな対応が求められました。
このように2025年は、社会・生活・心理すべてにおいて大きな変化が走った一年でした。その空気感を踏まえ、今年の漢字を次の3つに絞り込みます。
最も有力と考えられるのが「変」です。
AIによる仕事の“変革”
物価・円相場の“変動”
社会制度の“変化”
万博へ向けた都市の“変貌”
消費行動・生活スタイルの“変容”
良い意味でも悪い意味でも「変化」が多く、人々の価値観も大きく揺れました。
「変」はシンプルながら今年のキーワードを最もよく表す漢字です。
次に有力なのが「守」。
災害対策で“命を守る”意識が高まった
物価高に対して“家計を守る”行動が広がった
社会不安の中で“地域を守る”“働き手を守る”動きが広がった
子ども・高齢者の安全・福祉を重視する政策や議論が増えた
変化の波が大きいからこそ、「守る」ことの価値がより強調された一年でした。
3つ目の候補は「動」。
国際情勢の“動き”が激しかった
経済政策・企業戦略も“動いた”
万博開催に向け、地域・産業が“動き出した”
物流やモビリティの仕組みが“動的に変化”した
DX・AI推進で“仕事の流れが動いた”
停滞から一歩進み、新しい動きが始まった年。
「変」とセットで語られることが多い漢字です。
2025年の日本は、確かな変化と揺れの中で、新しい暮らし方や働き方が形を変え始めた一年でした。
今年を象徴する漢字として、私はやはり 「変」 を最有力候補に挙げます。
変化に直面しながらも、それを受け入れ、未来に向けて進んだ一年。
だからこそ「変」という字が最もふさわしいと感じます。
このあと清水寺で正式に発表される“今年の漢字”。
社会がどのようにこの一年を感じたのか、その答えが一文字として現れる瞬間です。