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日別アーカイブ: 2026年5月12日

エンジンオイル不足の原因はイラン情勢?中東戦争リスクと価格高騰を解説

エンジンオイル不足はなぜ起きている?イラン情勢と戦争リスクが車業界に与える影響とは

昨日、大手カー用品店へオイル交換に行ったら、いつものエンジンオイルが無かった!
在庫不足で量り売りを停止しているため3リットル缶を購入してほしいと言われ仕方なく購入。
余った分の使い道に困っています。

最近、カー用品店や整備工場でこのようなケースが増えています。

エンジンオイルは車のメンテナンスに欠かせない重要な消耗品ですが、現在、一部商品で品薄状態や価格上昇が発生しています。その背景には、原油価格の高騰だけではなく、中東情勢、特にイランを巡る戦争リスクの影響も大きく関係しています。

今回は、エンジンオイル不足の原因、イラン情勢との関係、今後の価格動向、そしてドライバーが今できる対策について詳しく解説します。


エンジンオイルは「石油製品」

まず理解しておきたいのが、エンジンオイルは石油から作られているという点です。

エンジンオイルには、

  • 潤滑作用
  • 冷却作用
  • エンジン内部洗浄
  • 防錆作用
  • 摩耗防止

などの役割があります。

車のエンジン内部は高温・高速で稼働しており、オイルが無ければ重大故障につながります。

つまり、エンジンオイルは車にとって「血液」のような存在なのです。


なぜエンジンオイルが不足しているのか

1. イラン情勢と中東リスク

現在、世界中で懸念されているのが中東地域の緊張です。

特にイランを巡る軍事リスクが高まると、世界の原油供給に大きな影響を与えます。

イラン周辺には、世界の石油輸送の要ともいわれる「ホルムズ海峡」があります。

ここは世界の原油輸送量の大部分が通過する重要ルートです。

もし、

  • 軍事衝突
  • 海峡封鎖
  • タンカー攻撃

などが発生すれば、原油供給が一気に不安定化します。

すると、

  • 原油価格高騰
  • 石油製品不足
  • ガソリン値上げ
  • エンジンオイル価格上昇

へと連鎖していきます。


2. 円安の影響

日本は原油のほとんどを輸入に頼っています。

さらに円安が進行すると、海外から仕入れる石油価格がさらに上昇します。

例えば同じ原油価格でも、

  • 1ドル110円
  • 1ドル160円

では、日本企業の負担は大きく変わります。

これがオイル価格へ直接影響しています。


3. 添加剤不足

エンジンオイルには様々な化学添加剤が使われています。

  • 清浄剤
  • 酸化防止剤
  • 摩耗防止剤
  • 粘度調整剤

などです。

しかし世界的な化学工場トラブルや物流停滞により、これら添加剤の供給も不安定化しています。

結果として「作りたくても作れない」状況が一部で発生しています。


4. 物流の2024年問題

物流業界ではドライバー不足が深刻化しています。

その影響で、

  • 店舗への納品遅延
  • 倉庫在庫不足
  • 地域格差

も起きています。

特に地方店舗では「発注しても数週間待ち」というケースもあります。


特に不足しやすいオイルとは?

現在、特に品薄になりやすいのは以下のタイプです。

低燃費車向けオイル

ハイブリッド車や軽自動車向けの低粘度オイル需要が急増しています。

  • 0W-16
  • 0W-20

などは人気が集中しています。


純正指定オイル

メーカー純正オイルは供給数が限られているため、店舗によっては予約制になっています。


高性能化学合成油

高性能オイルほど添加剤を多く使用するため、生産制限を受けやすい傾向があります。


実際に店舗で起きていること

最近ではカー用品店や整備工場で、

  • 「希望銘柄がない」
  • 「別メーカーを提案される」
  • 「価格が上がった」
  • 「交換予約が必要」

という状況が増えています。

以前のように「好きなオイルを自由に選べる」状態ではなくなりつつあります。


オイル交換を後回しにすると危険

「品薄だから次回でいいか」

そう考える人もいますが注意が必要です。

劣化したオイルを使い続けると、

  • 燃費悪化
  • エンジン内部汚れ
  • 異音
  • エンジン故障

などにつながります。

特に夏場はエンジン負荷が大きくなるため、定期交換が重要です。


ポスティング・配送業界は特に影響大

大阪でもポスティング業界や配送業界では、日常的に車両を酷使しています。

  • ストップ&ゴーの連続
  • 長時間アイドリング
  • 夏場の高温走行

など、エンジンへの負担が非常に大きい仕事です。

そのためエンジンオイル不足や価格高騰は、車両維持費に直結します。

特に営業車両を多く保有する企業では、

  • オイル代上昇
  • ガソリン代上昇
  • 車両整備費増加

が経営へ影響を与え始めています。


今後さらに値上がりする可能性も

もし中東情勢がさらに悪化すれば、

  • 原油価格急騰
  • ガソリン価格上昇
  • エンジンオイル不足拡大

の可能性があります。

特にホルムズ海峡封鎖リスクは、日本経済全体にも大きな影響を与えると言われています。

物流・運送・ポスティングなど「車を使う業界」は特に注意が必要です。


今できる対策

1. 早めの交換予約

交換時期ギリギリではなく、余裕を持った予約がおすすめです。


2. 規格重視で選ぶ

銘柄にこだわりすぎず、

  • SAE規格
  • API規格

など適合条件を満たすオイルを選びましょう。


3. 定期点検を習慣化

オイル量チェックだけでもトラブル防止になります。


4. 車両管理コストを見直す

企業では、

  • 配送ルート効率化
  • アイドリング削減
  • 燃費改善

なども重要になってきます。


まとめ

現在のエンジンオイル不足は、

  • イラン情勢による原油リスク
  • 中東戦争懸念
  • 円安
  • 添加剤不足
  • 物流問題

など複数要因が重なって発生しています。

特に今後、中東情勢がさらに悪化すれば、

  • オイル不足
  • ガソリン高騰
  • 車両維持費増加

が進む可能性もあります。

だからこそ、

  • 早めのメンテナンス
  • 定期交換
  • コスト管理

がこれまで以上に重要になります。

車社会を支える私たちにとって、エンジンオイルは単なる消耗品ではありません。
今後の世界情勢を踏まえながら、賢く車両管理を行っていきましょう。