
ポスティングの仕事で最も大切なのは、「どれだけ配ったか」ではなく「どう配ったか」です。スピードや枚数ももちろん重要ですが、地域で信頼される配布を続けるためには、モラルとマナーを守る姿勢が欠かせません。地域密着で人とのつながりが深い街では、特にその意識が求められます。
まず基本中の基本は、「チラシお断り」などの表示があるポストには絶対に投函しないことです。禁止されている場所に無理に配布すると、クレームやトラブルにつながり、企業全体の信用を損なう可能性もあります。ルールを守ることが、信頼を積み重ねる第一歩です。
中には悪質な業者がポストの中へ無理やり投函をすることにより、空きポストへ多種大量のチラシが投函されているケースが多々見受けられます。
一枚でも減らしたい気持ちは理解しますが、反響が見込めずクレームに繋がるケースがあるので空家のポストへの投函は控えてましょう。
次に、チラシの扱い方にも注意が必要です。雨の日はチラシが濡れないように袋を使う、風で飛ばないように奥までしっかり入れるなど、細かな気配りが大切です。配布物を「相手に届ける大切な情報」として扱う姿勢が、信頼されるポスティングにつながります。
さらに、配布中の態度や身だしなみもモラルの一部です。清潔感のある服装で、地域の方とすれ違う際には軽く挨拶をするなど、丁寧な対応を心がけましょう。ポスティングは「地域と共に動く仕事」。配布員一人ひとりの行動が、会社やサービス全体の印象をつくります。
そして、一番大事とされていることが挨拶です。
住人様のポストへ投函させていただくといった、気遣いや感謝の気持ちを持って投函させていだきましょう。
集合住宅においても管理人様へ経緯を説明し同意の下投函させていただける物件も多数あるます。
投函後は挨拶をして退出することで次回も心よく投函をさせていただけます。
ポスティングを行う企業やスタッフにとって、モラルとマナーは「見えない営業力」です。しっかり守ることで、チラシの反響率が上がるだけでなく、「この会社なら安心して任せられる」という信頼から業界全体への安心感を生み出します。スピード・正確さ・モラルを兼ね備えた配布こそ、これからのポスティングに求められるスタイルです。